内視鏡検査について
当院では、最新型の動物用内視鏡装置を導入し、消化管や鼻腔内の検査・処置・治療を行っています。
消化管内視鏡検査では先端にカメラのついた細長いビデオスコープを口や肛門から挿入して、胃や腸の中を詳しく調べることができます。誤って飲み込んでしまった胃の中の異物を摘出したり、胃腸の粘膜の一部を採取して炎症性腸疾患や腫瘍などの検査・診断をすることが可能です。
以前は、手術でお腹を切らないとできなかった検査や処置が、内視鏡を用いることで、より身体に負担をかけることなく行えるようになりました。動物の場合は、麻酔をかけて実施しますので、痛みや苦しさを感じることなく安心して検査を受けられます。
(※大腸ポリープの検査など、一部の検査は麻酔をかけずに行う場合もあります。)

●嘔吐が続く
●下痢が止まらない
●血便が続く
●昔からお腹が弱い
●血液検査やレントゲン・超音波検査で異常が見つかった
・・・など、気になる症状がありましたら、ぜひご相談下さい。
複数の太さや長さの内視鏡を取り揃えておりますので、さまざまな体格の犬猫に対応しています。また、栄養チューブ(食道・胃チューブ)の設置、バルーンカテーテルを用いた鼻咽頭・食道拡張術などの内視鏡下特殊処置にも対応しております。
![]() |
![]() |
【生検鉗子】 腸粘膜などの組織を採取するのに用います |
【把持鉗子】 異物などを除去するのに用います |
---|
